最近、摂食障害を起こしている女性が増えているというニュースです。
10代の頃から体形を気にして始めたダイエット、食事制限のために、過度の痩せすぎになり、食べようと思っても食べられなくなる摂食障害を起こしている。そのうち、反動で猛烈な食欲に襲われ、菓子などムチャ食いするが、その後に吐くという事を繰り返して、どんどん痩せていく。それでも自分が摂食障害をおこしているとは思わないので病院で診察を受けることも無いし、受診しても摂食障害とは理解されにくく、胃薬など出されて終わるところがほとんど。
体験を話す女性は、「もっと早くわかって治療していれば、20代を無駄にすることもなかったのに、就職も結婚もできなくて・・」と。
たまたま、このニュースに続いて、広末涼子さん主演の映画「はなちゃんの味噌汁」の上映の話になったのですが、どういうストーリーかというと、ある女性の実話から、彼女が20代で乳癌を患い、片方の乳房を切除した後、不安を抱えながらも結婚し、女の子を生みます。ところがやはり、彼女の癌は全身に転移してしまい、33才で亡くなります。闘病生活の中で、食生活の大切さに気がついた彼女は、玄米と味噌汁を主とした食事を家庭の中に取り入れて、娘にその作り方を教えます。「これさえ作れれば生きていけるから。」と、味噌汁作りはまだ幼かった娘の担当にしてまで教え込んでいきます。「お母さんは、厳しい人だった」と、今は中学生になった娘さんが言っているそうですが、もうじき自分がいなくなることがわかっていて、愛する娘に健康で幸せな人生を送って欲しいという、母の切なる思いだったと感じました。
私は今、ベビーシッターのお仕事をさせていただきながら、「出産」について学ばせていただいているのですが、母親が無事に子供を産み、社会人となるまで育てあげるということが、実は一大事業なのだという事を改めて感じさせられています。女の子は特に、成長すればいずれ子を宿し、元気な子供を産んで育てなければならないわけですから、できるだけ早いうちから、身体について学び、まずは自分を健康にする食生活を見直すことから実践して欲しいと思います。
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